Accurate Form・Bonklip Style Bamboo Bracelet
Accurate Form・Bonklip Style Bamboo Bracelet
OUTLINEが企画し、Curious Curioが監修したボンクリップスタイルのバンブーブレスレットがついに完成しました。アウトラインと2年以上の時間をかけて、打ち合わせとサンプルの作成を繰り返し、細部にまでこだわった素晴らしい商品となりました。私たち自身、とても欲しかったデザインとサイズで、さらに装着感が良く、高級感があるものに仕上がり、大変嬉しく思います。
■「ボンクリップ(Bonklip)」について
ボンクリップは、イギリスのブレスレットメーカーである「BHブリトン&サンズ(B.H.B.&S)」が、1930年代から製造していたバンブーブレスレットで、1980年代の初頭まで、イギリス軍でも正式に採用されていた実績があります。リンクの隙間にバックルのL型フックを入れる簡単な方法で装着でき、サイズの微調整が容易なフィッティングシステムが特徴です。体調による手首サイズの変化にも容易に対応できます。当時、バンブーブレスレットは、ゲイフレアーなどさまざまなブレスレットメーカーが製造していましたが、その中でも抜群に装着感が良いのが、ボンクリップです。
■デザインについて
デザインをボンクリップスタイルにした理由は、装着感とデザインの良さにあります。良い装着感のひとつの要因として、リンクの接続方法があるのですが、リンクをつなぐコマがリンクを巻き込むように接合されています。これは、他社のバンブーブレスレットにはあまり見られない方法で、これにより非常になめらかな動きとなります。また、この方法によりコマが裏返ることもなく、煩わしさがありません。リンクの間隔、パーツの厚み、仕上げなどもボンクリップにできるだけ近づけています。当店の販売品には、ブランド名である「OUTLINE」の文字は入っていません。
バンブーブレスは当時、さまざまなメーカーが製造しましたが、クラスプの止め方やデザインは三者三様です。ボンクリップの場合、このクラスプが時計に近い位置にくると、良いアクセントとなります。また、三つ折れクラスプタイプと違い、とてもクラシカルな印象を与えます。写真のブレスレットは径35mmの時計、手首サイズ17cmに対して、ロングサイズを装着しています。構造上、手首サイズが5mm変わるとクラスプの位置はその倍の概ね10mmずれます。
■サイズについて
リンク幅(ブレス本体の幅)は18mmです。当時のバンブーブレスレットは、リンク幅が16mm以下のものがほとんどで、18mmのものはなかなか見つけることができません。ケース径が35mm~40mmといった大き目の時計には、バランス的に18mm幅が似合います。
取り付け幅は18mmまたは20mm, 長さはレギュラーとロングをご用意しています。
レギュラーサイズ:推奨手首周り15.5cm~17cm
ロングサイズ:推奨手首周り17cm~18.5cm
※手首周り18.5cmを超える方は、クラスプ外れ防止のため、ジャストフィットで装着してください。
レギュラーサイズとロングサイズの長さの差:約15mm
取付幅18mmの実寸:「17.8mm」
取付幅20mmの実寸:「19.8mm」
■こだわりのディテール
①仕上げ
現代に作られたものでもヴィンテージ感を出したい。そんな思いから、表面仕上げにもこだわりました。基本的にはポリッシュ仕上げですが、あまりミラー感を出さず、程よい研磨により、まるでニューオールドストックのような仕上げになっています。これにより、ほとんどのヴィンテージウォッチに質感がマッチします。
②エンドピース
20mm及び18mmの2種類のラグ幅にてご用意しています。なお、19mm、17mm、16mmの時計にも対応できるよう、バネ棒用切り欠きの深さを調整しました(この場合、ご自身にて加工が必要になりますので予めご了承下さい)。
③バックル
ボンクリップの場合、クラスプの止め方はリンクの隙間にL型フックを入れるだけです。これにより、装着時のサイズ微調整が容易です。ただし、完全に固定されていないので、手首に対して緩すぎる装着をしたり、クラスプが手首の下の方へくるように装着すると、手の動きにより外れてしまうことがあります。本商品は、できるだけ外れにくくするため、オリジナルよりもL型フックの長さを長くしています。
■装着例
オメガ 30mmキャリバー
ケース径35mm
ラグ幅18mm
ギャレット フライングオフィサー
ベゼル径35mm
ラグ幅18mm
エテルナ クロノグラフ バルジュー22
ケース径37.5mm
ラグ幅20mm
レマニア イギリス海軍 サブマリン
ケース径38.5mm
ラグ幅20mm